「落下傘ナース」1、2巻読

 「落下傘ナース」1、2巻読了。

 酷い漫画だヤンデレだとニッチなところで話題の当作品。
最後まで読んでも酷くて世界が狂ってて、でもヤンデレはちょっと違うかな?って感じでした。

 ヒロインは文子ちゃん。
苛められっ子のチトセ君を守って喧嘩したり使いっ走りしたりめんどくせーゲームのレベル上げまでする、チトセ君が大好きな女の子。
そのご奉仕っぷりは異常な程です。
 チトセ君は何かと不幸に遭いやすい体質ですが、困った事があればすぐに文子ちゃんを呼び出してなんとかしてもらいます。
ただし、感謝なんかしません。
して当たり前。
少々失敗しても殴る蹴るの暴行をするような、まあ最低の人間です。
とはいえ、チトセ君をそのようにしたのは自分だけを頼りにして欲しい文子ちゃんが甘やかしてなんでも代わりにしてあげてそういう性格に育てたのです。
自分だけが、チトセ君を幸せにしてあげられる、そのために自分に依存する様に、そして他人が助けてあげようなどと思わない性格にしたのでしょう。

 傍目にも異常な関係の二人ですが、しかし二人にとってはこの関係はなくてはならないものなのです。
文子ちゃんは今の状態を幸せだと思っていますし、チトセ君は文子ちゃんがいないとまともな生活を送る事ができません。

 そんなある日、いつもの様に喧嘩して文子ちゃんは死にかけます。
そこにこの世界のナースと呼ばれる存在、サイボーグナースが現れて文子ちゃんを助けます。
サイボーグナースは担当科の疾患を患者から自分にうつす事で治す事ができるのです。
整形外科型サイボーグナース・アテナによって外傷は治りました。
しかし文子ちゃんは脳にも損傷があって、これは治す事ができず、サイボーグナースとなることで復活します。
その後、病理鞠やアンナースなどといった敵?と戦ったり、というのが大まかなお話。

 普通なら変身ナースバトル物になりそうですが、この漫画は文子ちゃんとチトセ君の二人の心理面をベースに話が進みます。
ふたりはお互いにこの関係が変わっていってしまうのを恐れています。
それが自分は変わっていないつもりなのに、相手は変わっていってしまう。
それは成長であったり、サイボーグナース化であったりするのですけど、変わらない関係で居ようと努力するほどに、お互いが変わっていってしまうのです。

 詳しくは書きませんが、ラストシーンは「こうくるか!」って感じです。
ハッピーエンドぽくみせていますが、決してそうじゃない。
10ページほど手前の泉さんの感動的なシーンの台詞を見せておいてあの結末はもう意図的にやったとしか思えません。
泉さんが何に感動したのか、その流れで言えば普通はこういう結末にはならないでしょう。


 絵は可愛いし、コメディタッチです。
結構グロいですが、所詮漫画絵。
でも、お話全体に狂気が漂っています。
出てくる人物ほとんどがどっか狂っています。
毎回出てくる流血沙汰よりも狂気っぷりの方がきついかも知れない。
自分は平気なのでわかりませんが、万人向けに書く文章としては人を選ぶ漫画ではありますと書いておかないとなとは思います。


 ヒロインがヤンデレかというと、世間的にそう認知されているのでそうなのでしょうが、私は愛だよなと思います。
好きですよ、愛。
世界が狂ってるのも好き。
可愛いのも好き。
だからこの漫画が好きなんだな。


 可愛いと言ったものの、ヒロインである文子ちゃんは可愛くありません。
別に不細工に描いているわけでもないのですが。
他のナースたちが萌え記号を使って描かれているのに対して、文子ちゃんはそうではない。
文子ちゃんの扱いがなんとなくわかる点です。


当作品の非常にわかりやすい書評。
私はここ見て買おうと思いました。
一巻
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20090123/1232643862
二巻
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20090824/1251049916

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戦闘妖精雪風 OPERATION 5見ました

 戦闘妖精雪風 OPERATION 5見ました。先に1-4を総括しておくと、戦闘機・雪風を愛でる為の物であったと言えると思います。原作を読んでいないと省略しすぎて理解できないストーリー、しかし同時に本当に雪風がカッコよかったです。一巻の出撃シーンは特に好きで、じっくりと雪風のかっこよさを見せていました。もちろん空戦などもすごいのですけど。OP.5は相変わらず説明不足ではありますが、1-4で感じていた「どうせ詰め込みすぎて説明不足になるならもっと換骨奪胎してわかりやすくすればいいのに」という部分が良くなっています。正直どういう結末になるかと思っていましたし、原作の終わり方は映像作品でやるには無理があると思っていたのですが、OP.5では原作で書かれなかった対ジャム戦の結末が描かれています。もちろん監督の好きに作った結末であって、納得できない人もいるだろうなとは思うのですけど、先に書いたように原作の終わり方を忠実に再現されても映像作品としてはどうかと思っていたのでこれはこれでありだと思います。なんにしてもカッコいいですし。カッコいいと言えば今回はじっくり見せるかっこよさはないのですけど、突き進む雪風がもう感動的にカッコいいです。ええ。

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